2024年の出来事を五・七・五で振り返る「サラッと一句!わたしの川柳コンクール」(サラ川・第一生命実施)のベスト10発表式が29日、第一生命日比谷本社で行われた。1月に発表された「全国優秀100句」の中から、約7万人の投票により決定したベスト10。
発表式に出席した川柳作家のやすみりえ氏(53)は、20年以上前に第1位だった句「デジカメの エサはなんだと 孫に聞く」を振り返りつつ、「昔はデジカメが入っていました。時代とともに登場する、新たな言葉に振り回されていますね。私もまだまだアナログなので、振り回されてしまうことが多い」と苦笑い。「上手に使えるようになりたいです」とコメントした。
なお、ベスト10は以下の通り。※カッコ内は雅号
〈1〉「AIの 使い方聞く AIに」(七夕するめ・30代)
〈2〉「久しぶり 笑顔は出るが 名前でず」(中年アイドル・40代)
〈3〉「セルフレジ 母に店員 二人付く」(つちのこ・60代)
〈4〉「妻描く 老後プランに オレ不在」(ごん太・60代)
〈5〉「何食べたい? 言った料理は 出てこない。」(鯉する夢子・60代)
〈6〉「下がらない 米の値段と 血糖値」(ばんのすけ・60代)
〈7〉「パスワード 恐る恐るの 三回目」(羽生サム初人・60代)
〈8〉「『いい値』だね 『いいね』と言えぬ 物価高」(独り言・70代)
〈9〉「電気代 あまりの高さに 暗くなる」(ゆうぎり・60代)
〈10〉「面くらう 米の高値に 麺喰らう」(ロンちゃん・70代)