元タレントの中居正広氏の代理人弁護士が30日、フジテレビの第三者委員会に対する要求を記した文書内で、中居氏が1月9日に公表したコメントが、相手の女性側代理人からの修正が入り「誤解を招きかねない文章になった」などと主張した。これを受け、女性側代理人が反論した。

 中居氏側はこの日、改めて第三者委に調査報告書に関わるヒアリング記録などを6月6日までに開示するように求めた。さらに、中居氏が1月9日にトラブルを認めるなどした声明文に関し「中居氏はコメントを発表する際に、事前に相手女性側代理人に対し当該コメントの文案を示したところ、相手側女性代理人から修正が入り、守秘義務を尊重する観点からこれを受け入れています」と説明。

 続けて、「当職らがその経緯や修正前後の文章を比較し確認したところ、相手女性側代理人からの修正要求によって、中居氏本人の本来の意図が伝わらず、誤解を招きかねない文章になってしまったと思料いたします」とした。

 また、中居氏と女性の関係性について同文書では「両者には複数回の会食の機会があり、中居氏と彼女は家族やプライベートの出来事に関して様々なやりとりもあり、メールで『勇気づけられた』等のお礼をもらうような関係でもありました」と明かしている。

 これらの主張を受けて、相手女性側代理人はこの日、コメントを発表。中居氏代理人側の一部主張に「事実と異なるものであり、看過できないと考えております」などと反論した。

 ◆相手女性側(女性A側)代理人コメント

 本日付の中居氏代理人の文書はあくまで第三者委員会宛のものですので、女性Aの側としてはコメントする立場にはありません。

 しかしながら、この文書の中で、女性Aとの関係性やメールのやりとりの内容、さらに1月9日に中居氏が発表したコメントに関する当時の中居氏の代理人と女性A代理人とのやりとり等の経緯について言及されている部分は、事実と異なるものであり、看過できないと考えております。

 また、報道機関に公表する文書において、あえて中居氏がこのような言及を行ったことは、女性Aに対するさらなる加害(二次加害)に他ならないと代理人としては考えています。なお、今回の文書公表の前に、中居氏代理人から事実の確認やメール等の当時の証拠の提供を求められたことはありません。

 報道機関の皆さまにおかれましては、今回の中居氏側の文書によって、被害者がさらに攻撃を受けたり憶測に基づく誹謗中傷にさらされるようなことがないよう、適切なご対応をお願いいたします。

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