松本幸四郎、早乙女太一との共演を歓迎「待ち望んでいた」早乙女も「幸四郎さんは憧れのスター」と敬意
鬼平犯科帳祭に出席した松本幸四郎（カメラ・有野　博幸） 画像（1枚）

　歌舞伎俳優の松本幸四郎が１日、都内で時代劇ドラマ「鬼平犯科帳　暗剣白梅香」（時代劇専門チャンネルで７月５日午後１時）の放送を記念したファンイベント「鬼平犯科帳祭」に本宮泰風、浅利陽介、山田純大、久保田悠来、マキタスポーツ、早乙女太一らと出席した。

　幸四郎が火付盗賊改方長官の「鬼の平蔵」こと長谷川平蔵を演じる人気シリーズ最新作。

今回は早乙女が妖艶（ようえん）な刺客・金子半四郎役で登場する。幸四郎は「太一くんとの一騎打ちの立ち回りをやることが決まった時から興奮して、待ち望んでいた。幸せだったし、しびれました。待ち時間も遠目から太一くんの一挙手一投足を見ていました」と撮影を振り返った。

　早乙女は「個人的な思いとして、１３歳で幸四郎さんの舞台を見てから憧れのスター」と熱い思いを告白。共演が実現して「２０年越しの夢がかなった。仮面ライダー、ウルトラマン、松本幸四郎というくらい、憧れていた。これまでの２０年間が今につながる気がした。立ち回りが始まる時の緊迫感は今でも覚えているし、今後の役者人生にも残っていくだろうなと思います」と語った。

　気心の知れた共演者たちからは、幸四郎の意外な一面も明かされた。本宮が「フワフワしていて、半分くらい何を言っているのか分からない。いい意味で『こんな人が本当に歌舞伎をやっているのか？』と思った」と言えば、マキタも「ゆるキャラみたい。

こんなに、かわいらしい人だとは思わなかった。優しい、まろやかな空気感がある」と評した。

　さらに本宮が「幸四郎さんは撮影の休憩時間にチョンマゲのまま、ご飯を食べに行きますよね」と言うと、幸四郎は「行きますよ。コンビニでＰａｙＰａｙを使おうとしたら、店員さんに驚かれた。江戸時代の人じゃないですから」と涼しい顔。これにはマキタが「長谷川ペイ蔵ですね」と突っ込み、笑いを誘った。

　「―暗剣白梅香」の試写のほか、トークショー、サイン入りグッズなどが当たる抽選会も行われ、ファンは大喜び。最後に幸四郎が「すごい時代劇が誕生しました。早乙女太一くんだからこそできる色気、つややかさがある。今後も鬼平を作り続けていきます」と語り、力強く締めた。

　また、「―暗剣白梅香」の放送と同じ７月５日からは東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」（２６日千秋楽）の夜の部で「鬼平犯科帳　血闘」を上演。幸四郎のほか、市川團十郎、市川染五郎らの出演が決まっている。

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