タレントの土屋アンナ(41)が1日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜・午後10時)に出演し、20歳で第1子を妊娠した当時のことを回顧する一幕があった。

 3度の結婚を経て現在、4人の子供、猫6匹、保護犬3匹と暮らす土屋だが、2004年、20歳の時に最初の結婚。

日本アカデミー賞新人賞を受賞するなどブレークを果たした映画「下妻物語」のプロモーション中に妊娠も発覚した。

 この日の番組にVTR出演した事務所社長でもある母・眞弓さんは「プロモーションが始まった時に長男妊娠が分かって。難しかったです。母親としては喜んであげたいし…。でも、いろいろなところに迷惑をかけてしまう。私の第一声で『良かった! おめでとう!』って言葉はないわけじゃないですか。嫌なのではなくて瞬間『困った。どうしよう』って(言葉が)出ちゃった。それが(アンナは)『ママが喜んでくれない』って方向に取っちゃうわけじゃないですか」と回顧。「ただ、私の中で産まないという選択肢はなかった。彼女の方が私より弱いので『大丈夫、なんとかなるでしょ。なんとかするのよ!』って感じで話してた」と続けた。

 母の言葉を受け、土屋は「子どもを産みたいと思ったんですよ、絶対に。自分の人生で」と当時の思いを吐露。「できたから年齢とか仕事とか関係なしで『ヨッシャー!』って。結婚とか関係なくて、子供が、生命がいるみたいな。イェーッ!って思ってたら、周りがギャッって騒ぎ出して『ダメダメ、ダメ!』ってなったから、えっ!? ダメって、そんなのあるんだ?みたいな」と続けた。

 「ママが『無理よ』って言ったけど、『産まない』は絶対言ってなくて…。『当時の若い私たちでは無理でしょ?』ってことを、きちんと言葉にして伝えてくれた」と明かし、「自分も自分の息子がそれだったら同じようにする。『本当にできる? めちゃめちゃお金がかかるよ。めちゃめちゃ自分のやりたいことが今から始まるのにそれを全部、子どものためにできるんですか?』って、ママは言いたかった(と思う)」と続けた土屋。

 実際に出産に踏み切ったが、「当時は長男には申し訳ないぐらい(母親として)全然できてなかったですよね。仕事も増えてきちゃったし、亡くなったりとか、元父親さんがね。そういう事件が勃発するんです」と元夫が25歳の若さで急死したことも回顧。

 「でも、だからこそ明るくなっていくんです。ママが『大丈夫。子どもはみんなで育てればいいんだから』って」と当時の母の言葉に支えられたことを明かした。

 土屋は04年4月にモデルの男性と結婚。同年11月に長男を出産。06年7月に離婚したが、08年5月に元夫の男性が25歳で急死している。

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