日本将棋連盟の第76回通常棋士総会が6日、都内で行われた。午後1時から始まり、東西の棋士ら122名(開式時点)が出席。

本会で新会長が決まる。

 冒頭、この日で会長の任期が満了となる羽生善治九段があいさつ。「皆様のご協力をもちまして日本将棋連盟創立100周年、東西将棋会館の引越も無事に終えることができました。様々な形でご尽力頂きまして、心より御礼申し上げます」。「日本将棋連盟はこれから次の100年に向けてさらに前進を進めていくことが大事なんじゃないかなと思っております」などと話した。

 続いて新四段があいさつ。昨年は高橋佑二郎四段がサザンオールスターの「真夏の果実」を歌唱して笑いに包まれたが、今回は3人がスピーチで意気込みを語った。(炭崎俊毅、獺ヶ口笑保人は欠席)

 吉池隆真「吉池隆真です。室岡(克彦)八段門下の20歳になります。こういったあいさつを考えるにあたって、どういうお話をしようかと考えていたんですけど、寝不足になって左目がややものもらいのような形で見づらくなってしまって申し訳ありません。室岡八段といえば研究家を掲げていたんですけど、自分は右玉が得意で、少し違うような指し方を得意にしております。右玉は薄い囲いではあるんですけど、自分は地盤を固めてやっていきたいと思いますので、宜しくお願いします」

 齊藤優希「新四段、深浦(康市九段)門下の齊藤優希です。

新四段の方のあいさつを聞きながら考えようと思っていたところ、2名欠席ということでちょっと焦っているんですけど、自分の名前は齊藤ということで棋士と被ることが多いんですけど、今まではそれが縁起が良い名前だと思っていたんですけど、プロ棋士になってライバルということで、かなり厳しい名前になってしまったなとプレッシャーを感じているところです。これからは名前負けしないよう、そしてニセモノと言われないように頑張っていきたいと思います」

 本田小百合「皆さん、いつもお世話になっております。女流棋士の本田小百合です。ちょっと笑いが起きていますけど、今更あいさつするのも恥ずかしいんですけど、このたび女流四段に昇段致しまして正会員となり、皆様のお仲間となりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。また新たな気持ちで対局に、そして普及に努めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」

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