NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)に出演している俳優の渡辺謙、宮沢氷魚が7日、静岡・牧之原市内で行われたドラマのトークイベントに参加した。渡辺が演じているのは、現在の牧之原市にあたる相良藩で藩主だった田沼意次(おきつぐ)で、宮沢は嫡男・意知(おきとも)。

イベント前には、市内にある田沼家ゆかりの寺などを訪れた。

 江戸幕府で老中を務めていた意次役の渡辺は「この前、“天明の飢饉(ききん)”でちょうど米騒動の収録をしたんです。『今じゃん!?』って思っちゃった。何とか米を送るようにしないといけないとか、小泉進次郎(農相)みたいに…」と会場を笑わせた。

 大河ドラマは通常2年ほど前から企画が進められており、現在の状況を盛り込んだものではなかった。ただ、渡辺は「なぜか、ジャストタイミングで社会、現在とリンクする。往々にしてあるのが、大河ドラマの魅力かもしれない」と感心していた。

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