高級ファッションブランド「PRADA」が展開する現代文化のイベント「PRADA MODE OSAKA」が7日、JR大阪駅北側のグラングリーン大阪で開幕し、SUPER EIGHTの村上信五と大倉忠義がフォトコール(報道撮影会)に参加した。ともに副業として会社経営にも精を出している“村上社長”と“大倉社長”は、今後の事業への見通しを語った。

 大倉はグレーと赤が基調のボーダーシャツ姿。「PRADAさんはシンプルでモードな感じが好き。今年40歳になりまして、オトナっぽさの中にスポーティーを取り入れた」と、ファッションのポイントを語った。ブラウンと黒のボーダーのポロシャツに身を包んだ村上も「PRADAさんは黒のイメージが強いんですが、私がスーツを着た時にベージュのイメージが強いそうで、限りなくベージュに近いブラウン基調を選びました」と文字通り“村上色”を出したと明かした。

 ともに、ハイブランドの祭典に招かれたことが照れくさいようだ。大倉は「グループも20周年。大阪時代には考えられないようなお仕事にお呼びがかかる。何があるか分からない世界だなと感じています。『こういう仕事ならいいな』という枠組みを自分で決めず、いろんなことにチャレンジしていきたい」。先月16日に不惑を迎えたが、タレントとして新機軸を模索していくと語気を強めた。

 村上も「一番はSUPER EIGHTのグループが長く続くこと」と、仲良く活動することが最優先だと強調。「長く続けるからこそ、きょうのような初めての出合いであったり、新鮮な景色を見る機会にも恵まれる」と大倉に同調した。

 大倉は昨年7月に起業し、後輩ジュニアの育成、プロデュースを担う新会社「J―pop Legacy」の社長に就任した。村上も起業し、自身がモデルのバーチャルタレント「AIシンゴ」を開発・運営する会社のオーナー社長になっている。村上は「物議を醸しているかもしれないですが、個人的に『AIシンゴ』っていうのを作ってるもんですから、AIの方のクリエイティブな部分は興味ある。AIアートは触ってみたいなと思います」と、社長として事業構想の一端を披露した。

 大倉も「自分たちや後輩たちのライブ演出をやらせてもらっている。その中で映像の演出とか、いろいろデザインするものもある。(アートを)取り入れていきたいですね」と、この日のテーマであるハイブランドとアートの融合に絡めて、自社の新たな展望について語っていた。

 フォトコールには村上、大倉のほか、女優・仲里依紗、のん、山本美月、橋本愛、吉岡里帆、俳優・窪塚洋介、森山未來、歌手・アイナ・ジ・エンド、タレント・生見愛瑠らも出席した。

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