7月の歌舞伎座では昼の部で成田屋の芸である「新歌舞伎十八番」から「大森彦七」「船弁慶」「高時」「紅葉狩」を一挙上演する。

 市川團十郎(47)は「船弁慶」で静御前と新中納言平知盛の霊、「紅葉狩」で更科姫実は戸隠山の鬼女を演じる。

演目の選定について「家の芸である古典の演目をやって、團十郎としての仕事をしっかりしたいので」と説明。出演する2演目は変化舞踊だが、「似て非なるもの。世界観が違う。ディテールを感じ取ってもらいたい」と呼びかけた。「紅葉狩」では長男・市川新之助(12)、長女・市川ぼたん(13)とも共演する。

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