俳優の寺尾聰が7日、映画「父と僕の終わらない歌」(小泉徳宏監督)に関連し、横須賀に緊急凱旋した。

 寺尾本人の提案で、前日に急遽決定したという今回の横須賀訪問。

 寺尾は公開初日の舞台挨拶でも「こんなに駆けまわったことはない」と語るほど、各メディアへの出演や、全国各地で映画のポスターを配るなど映画の宣伝に奔走。

 そして、6日にも、ニッポン放送のラジオ番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に映画の告知を兼ねて生出演し、番組出演時に「沢山宣伝をしてきたが、今度は突然劇場に行って、足を運んでくれたお客さんに直接感謝を伝えたい」と話したばかりだった。

まさかの翌7日、早くも有言実行となる、“突然”の横須賀凱旋が実現。劇中で演じた間宮哲太の、自由で破天荒なキャラクターさながらの行動力で、作品を愛してくれた沢山の人たちへ寺尾直々に愛を届けることとなった。

 「横須賀HUMAXシネマズ」で本編の上映が終了し、親子の愛と寺尾演じる哲太の歌声に胸を打たれ涙ぐむ観客も多くみられる中、スクリーンの出口には本物の寺尾聰の姿が。サプライズに、多くの人が初めは「信じられない」という表情を見せるが、次第に全員が喜びの表情に。

 老若男女を問わない多くの鑑賞者一人一人に「ありがとう、本当にありがとう」と寺尾は直接目を見て感謝の言葉を伝え、劇中で演じた“横須賀の大スター・間宮哲太”そのままのサービス精神で握手、写真撮影にも応じた寺尾。「いやー、嬉しいね。楽しかった!」と、ファンとの交流を満喫した。

 帰り際、「次はどこに行こうかな~」と言い残し、ニヤリと笑って劇場を後にした。

編集部おすすめ