国民民主党の玉木雄一郎代表が12日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、夏の参院選比例代表への出馬を予定していた山尾志桜里元衆院議員の公認を見送ったことを謝罪した。
玉木氏は「国民民主党として、山尾しおりさんの公認内定を公認に切り替えない判断をしました。
続けて「しかし、現時点で、有権者をはじめ、党内外からの理解と信頼を十分に得られているとは言い難く、最終的に正式な公認への移行を見送ることとしました。今回の判断により、多くの皆さまにご心配やご不信をおかけしましたことを、代表として深くお詫び申し上げます。擁立判断の重さと責任を真摯(しんし)に受け止め、今後一層、国民の皆さまとの信頼関係を第一に取り組みを進めてまいります」とし「また、意思決定の透明性と納得性を高めていくために、新たなガバナンス・コードの策定について、党内での検討を進めて参ります」とつづった。
国民民主党は5月に山尾氏の「公認内定」を発表し山尾氏は今月10日に国会内で出馬会見を開いた。会見で山尾氏は過去の不倫疑惑を否定。ただ、否定理由については「いろいろな方に迷惑がかかるので控えさせていただきたい」「新しく言葉をつむぐことはご容赦いただきたい」など、事実上の説明拒否文言を連発した。2時間半に及んだ質疑応答で過去の疑惑を完全清算するまでには至らず、SNSを中心に批判の声が上がっていた。