大相撲の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が13日、千葉・松戸市の部屋で、十両・琴栄峰(佐渡ケ嶽)らを相手に8番相撲を取った。

 本格的に相撲を取るのは、この日が夏場所後では初めてだといい、それまでの約2週間は四股やすり足などの基礎に時間を割いてきた。

「土俵の外や稽古後に立ち合いの動きは確認しているが、稽古中に相撲を取るのは久しぶりだった。(基礎については)原点が一番良いと思って、数も大事だが、数だけではない部分もある。自分の感覚をつかみながらやっている」と語った。

 初の綱とりに挑んだ1月の初場所は5勝10敗、春場所と夏場所はともに8勝7敗に終わった。今後も部屋の稽古を中心に名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)へ向けて調整を続ける方針で、「状況に応じてしっかりとやっていきたい」と話した。(大西 健太)

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