★阪神3R・3歳未勝利の馬トク激走馬=オリジナルファイン

 初戦は阪神のダート1800メートルで3着に好走したパイロ産駒だが、それ以降は掲示板に入るのが精いっぱい。今回は距離延長でひと押しを狙う。

 ここまではワンパンチ足りない現状に映るものの、前走では好位から2位タイの上がりをマーク。しぶとく0秒4差の4着に粘り込んでレース内容も向上している。 

 今回は「性別補正で浮上」と「上位騎手騎乗」の2点が激走馬の要因になっている。特に後者の吉村誠之助騎手は先週の安田記念・G1でも伏兵で2着に好走。頼もしい若手だ。

★東京7R・3歳未勝利の激走馬=ヴェルダリオ

 5月3日にデビューしたばかりのゴールドシップ産駒。初戦は発馬のタイミングが合わず最後方に置かれると後方追走のまま10着と大敗を喫した。

 2戦目も出遅れて序盤から厳しい位置に置かれたものの、直線では馬群を割ってしぶとい伸びを見せてきた。結果は6着でも別馬のようにレースぶりが変わった。

 激走馬にピックアップされた要因は「馬体重あり馬格上位」と「前走より枠順が好転」。仕上指数がダントツの「70」を算出しているように、さらなる前進が見込めそうだ。

★函館10R・松前特別 (3歳上2勝クラス)の馬トク激走馬=マイノワール

 昨年6月に1勝クラスを突破してから現級では6連敗だが、2走前の鶴舞特別では次走で3勝クラスも突破したハヤテフクノスケの2着に好走している。

 今回は4か月半ぶりの休養明けになるが、函館は1勝クラスをクリアした舞台で、当時は過去最高の馬体重となる16キロ増。滞在競馬で臨めるのは願ってもない。

 激走馬の要因としては「このレースに向く体形」と「距離変化で好転」の2点が挙がっている。舞台適性を見据えた陣営がここに照準を合わせてきたのは間違いない。

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