柔道の男子90キロ級で昨夏パリ五輪銀メダルの村尾三四郎(JESエレベーター)が13日、この日開幕の世界選手権(ブダペスト)に向け、出発前に羽田空港で取材に応じた。初優勝を目指し「夢でもある世界チャンピオンになりたい」と、意気込みを語った。

 昨年パリ五輪を経験した24歳。同学年には、大相撲で夏場所後に横綱に昇進した大の里(二所ノ関)がおり、わんぱく相撲時代には直接対決で勝った経験もある。角界に知り合いも多いという村尾は「すごく刺激になる。上を目指さないとな、という気持ちになる」。本場所を観戦、テレビでも見るという好角家の顔をのぞかせ「どこかのタイミングがあれば。是非参加したい」と、大の里との対面も熱望した。

 初の世界王者に向けては、パリの金メダリストのラシャ・ベカウリ(ジョージア)らが壁となる。五輪の映像を見返すなど対策も練るが「まずは、相手どうこうよりもやることをやって、チャンピオンになる」と、しっかりと足元をみつめた。

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