バレーボール・東レ静岡の山内哲矢社長(57)、スタッフが13日、SVリーグの大河正明チェアマン(67)らと共に、静岡市役所で、難波喬司市長(68)を表敬訪問した。

 懇談ではチェアマンがJR東静岡駅近くに建設予定の新アリーナに言及。

アクセスの良さに触れ、「アウェーのチームが早く帰れるように昼開催での時間設定が多かった。競技中心から、プロ仕様になっていくのでは」とナイターゲーム増加を提案した。現行の施設だと館内での、物販や飲食スペースの確保が難しく、興行面を意識した改革への構想を説明。アリーナ完成に期待を寄せた。

 提案に対し市長は「2030年春にできると思うが、是非お使いいただければ」と、歓迎の意を示した。今季、東レ静岡は県内ホームゲームを総合体育館「香陵アリーナ」、「このはなアリーナ」で開催したが、すべてデーゲームだった。

 SVリーグ参入にあたり、30年までに5000人以上収容できる施設の確保、ホームゲームの8割以上をホームアリーナで開催することが必須条件。新アリーナは8000人収容が可能で、チームにとっても本格的な活用が期待される。(伊藤 明日香)

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