◆第32回函館スプリントS・G3(6月14日、函館競馬場・芝1200メートル、良)

 函館開催の幕開けを彩るサマースプリントシリーズ第1戦は16頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗で単勝1・7倍で1番人気のナムラクレア(牝6歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)はスタートで遅れ、道中では故障して下がってきた馬のあおりを受ける場面があり、直線でも内から追い込み不発で8着に終わった。今回、初めて斤量57キロを背負っていた。

 21年小倉2歳S、22年の同レース、23年はシルクロードSとキーンランドC、24年は阪神Cを勝利。勝てば牝馬初の5年連続JRA平地重賞制覇だったが、おあずけとなった。

 勝ったのは戸崎圭太騎手の騎乗で2番人気のカピリナ(牝4歳、美浦・田島俊明厩舎、父ダンカーク)。勝ちタイムは1分6秒6のコースレコード。2着は3番人気のジューンブレア(武豊騎手)、3着は10番人気のドンアミティエ(丹内祐次騎手)が入った。

 クリストフ・ルメール騎手(ナムラクレア=8着)「いつも通りスタートが速くなかった。競走中止した馬の影響でロスがあったし、あの位置では届かなかった」

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