アマチュア相撲を統括する日本相撲連盟は14日、都内で評議員会を開き、新会長にトヨタ自動車の豊田章男会長を満場一致で選出した。同日付で就任し、任期は2年。

 同連盟は都内で取材に応じ、今年度に入って、豊田会長から就任への意欲があったことから就任に至ったと説明。トヨタ自動車は実業団チームを持つなどアマチュア相撲への理解が深かったこともあり、勝田晃三副会長は「そこに今回こういうご縁があったということで、日本相撲連盟として豊田さんが新会長にふさわしいと考えた。強力なリーダーを迎えたなという気持ち」と歓迎した。

 豊田氏は9日付で日本相撲協会を退職した元横綱・白鵬の白鵬翔さんを現役時代から支援してきた。白鵬さんは今後は大会の開催などを通じ、相撲の魅力を世界に伝える活動に取り組んでいく意向を示している。勝田副会長は白鵬さんとの連携の可能性について「今日は白鵬さんについては議題にも上がっていない。今後そういう話が出れば、検討していかなければいけない」と話すにとどめた。

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