オリックスや米大リーグで活躍した田口壮さん(55)が14日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜・午後5時)に出演。名将・仰木彬監督の横顔を開かす一幕があった。

 今回は「プロ野球の歴史に残る監督 星野仙一、仰木彬を語る会」。

 仰木オリックスで1995年にリーグ優勝、96年には日本一となった田口さんは「皆さんご存じの通り、仰木マジックと言われまして。変幻自在な采配をふるいまして、3回、優勝してます」と恩師を紹介。「何よりも仰木監督のもとでやった選手がメジャーに行ってる。野茂(英雄)さん、吉井(理人)さん、長谷川(滋利)さん、イチローさん、まあ、末端が僕ですね」と自虐発言も飛び出した。

 「全力プレーに対しては何も言わないんですけど、怠慢プレーに対しては本当、厳しかったですね」と振り返ると「罰金とかも普段は遅刻とかはチームのルールなんであるんですけど、プレーに対しての罰金はなかったんですけど、1回、先輩が怠慢プレーに見えたんでしょうね。ミーティングやってる時に(仰木監督が)『100万、持って来~い!』って。先輩、涙流してましたけどね」と明かした。

 「愛のムチ」に関しては「僕は見たことがないですけど、噂によるとベンチの裏で1回『パン! パン!』って音を聞いたことがあるって人はいました」と返答。ここで共演のオリックスの左腕エースだった星野伸之さん(59)が「それは僕が投げてた試合なんですけど、投げて裏で着替えたりするじゃないですか。その時に『ちょっと来~い!』ってなって。多分、100万取られた人なんですけど、どこか後ろの方に行って『パン! パン!』っていう…」と名将の「愛のムチ」を振り返った。

 さらに名将との出会いについて聞かれると「1993年、2年目に僕はハワイのウインターリーグに行ってたんですけど、仰木監督の(オリックス監督)就任が決まって、ハワイに視察に来られたんです」と回顧。

 「全身、白(のスーツ)ですね。白のエナメル靴で日焼けしてサングラス、パンチパーマでした」と当時の監督のルックスを振り返ると「最初は野球の話をしたんですけど、それ以降はまったくテレビで話せないような●●●●ばかりですね。イチローへの最初の発言も言えないですけど衝撃的でしたね。イチローも『え~っ!?』っていう感じで(口を)あんぐりでした」と、危ない発言部分は銃撃音で消された形で放送されていた。

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