日本相撲協会を9日付で退職した元横綱・白鵬の白鵬翔さんが14日、都内のホテルで自身の40歳を祝う「第69代横綱白鵬 応援パーティー~40歳を契機として未来を輝かせる~」を開催した。サッカー元日本代表MF本田圭佑、橋本聖子元五輪相、レスリング女子で東京五輪女王の須崎優衣、高須クリニックの高須克弥院長、タレントのデヴィ夫人ら約200人が出席した。

 白鵬さんはパーティー前に報道陣の取材に応じた。今回はモンゴルでは特別な意味を持つという40歳の誕生日を祝う目的で開かれたが、協会を退職した直後ということもあり「趣旨がちょっと変わって、若干緊張してます。説明責任もありますから。今後の夢も説明できればなと思っています」と心境を語った。

 9日の退職時の会見では今後の活動について、「世界相撲グランドスラム構想」を掲げ、世界に競技の裾野の拡大を目指す考えを示していた。この日は壇上で構想を推進するための新会社を設立したことを発表。モンゴルを再統一に導いた第34代皇帝にちなんで「白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社」と命名し、本社は東京・港区に置く。また「相撲というものを世界に広めるのが一つの夢。最終的な夢は(相撲が)五輪に入ること」と決意表明も行った。

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