◆柔道世界選手権第2日(14日、ブダペスト)

 男子66キロ級で、五輪連覇の阿部一二三(パーク24)は、2回戦から登場し、エリオス・マンジ(イタリア)に優勢勝ちして初戦を突破し、日本男子単独最多5度目の制覇ヘ好発進した。

 過去に4度世界一になり、五輪連覇中の絶対王者。

終始、試合をリードし、得意の背負い投げで技ありを奪うなどして危なげなく3回戦に進んだ。パリ五輪後は休養することなく、4月に実戦復帰して、国内大会2戦に出場。「体の切れが出てきている」と心身ともにスイッチが入っている。

 「勝ちにいくのは当然。五輪王者らしい柔道を見せる」と話した通り、昨夏の五輪以来の国際大会でも圧倒的な存在感。妹の詩(パーク24)との「兄妹同日V」へ盤石の構えだ。

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