橋本聖子元五輪相が14日、日本相撲協会を9日付で退職した元横綱・白鵬の白鵬翔さんにエールを送った。都内のホテルで開催された白鵬さんの40歳を祝う「第69代横綱白鵬 応援パーティー~40歳を契機として未来を輝かせる~」に出席。
橋本氏は、白鵬さんが昨春に当面閉鎖となるまで師匠を務めていた宮城野部屋と縁が深い。叔父の元幕下・高葉山は、第43代横綱・吉葉山の妻の妹と結婚し、義理の弟で一番弟子でもあった。吉葉山が引退後、宮城野部屋を開設した当初から長年部屋の運営に尽力してきた。それだけに、白鵬さんの退職を聞いた当初は「(叔父が)いろいろ苦労があって部屋を作った歴史を聞いて育ったので。『宮城野部屋はどうなるんだろう』と頭によぎって、ちょっと信じられなかった」というのが率直な感想だった。
ただ、「世界相撲グランドスラム構想」を掲げた白鵬さんの新たな挑戦は全力で応援するつもりだ。国内外に競技の裾野の拡大を目指す活動を通じ「一番は人材づくり。相撲を目指す(新)弟子の数も昔に比べて少なくなっている。そういう中で白鵬さんが世界で育てた人が、角界に入ってくるということも考えられる」と推察した。
白鵬さんは最大の夢に相撲の五輪種目入りを掲げている。