今年からデビューした新種牡馬のポエティックフレアに注目が集まっている。15日に行われた東京5R・2歳新馬(芝1600メートル=10頭立て)は、津村明秀騎手が騎乗した同産駒のリアライズシリウス(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎)が7馬身差で逃げ切り圧勝。
ポエティックフレアは現役時代に21年の英2000ギニー、セントジェームズパレスSでG1・2勝を挙げる名マイラー。翌年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。初年度は108頭に種付けしたものの、受胎率が悪かったため生産頭数は38頭に低迷。23年も種付け頭数が66頭に対して、生産頭数は20頭と落ち込み、シンジケートも解散している。
活躍すれば活躍するほど困るのが実情かもしれない。昨年も7頭の種付けを試みている。以前も同スタリオンでは、期待されて2003年から導入されたウォーエンブレムがほとんどの牝馬に興味を示さず、種付けに苦戦し、初年度にシンジケートを解散している例がある。
初戦から強い勝ちっぷりを見せたポエティックフレア産駒にSNSでは「よく輸入できたなあ」「活躍してくれるのは嬉しいけど人気し過ぎるとそれはそれで困るね」「大当たりじゃないかこれ」「やっぱり侮れないな」「ほんと受胎率が高けりゃなぁ」「まだまだ半信半疑」「これで受胎率よかったらなぁ」「珍しく外国産種牡馬が出だし好調だ」「どうにか種付けさせる方法をひねり出さんといかん」「大当たり説ない…?」「大当たりなら頭が痛いのは受胎率の低さでシンジケート解散した社台なんだよなあ」「受胎率がまともなら大種牡馬になってた可能性あったのかも……」「受胎率3割じゃなければ神種牡馬のポテンシャルある」「価値がバレ始めた」などのコメントが寄せられている。