春のグランプリ、第66回宝塚記念・G1は6月15日、阪神競馬場で行われ、7番人気のメイショウタバルが逃げ切ってG1初制覇を飾った。武豊騎手=栗東・フリー=はディープインパクトで制した06年以来、19年ぶりとなる5勝目。

歴代最多V記録と、56歳3か月1日で同レース最年長記録をともに更新など、記録ずくめの勝利となった。

 ◆宝塚記念5勝目 2006年ディープインパクト以来、19年ぶり5勝目。自身の持つ最多勝利記録を更新した。G1は24年のジャパンC(ドウデュース)以来、通算84勝目。重賞は目黒記念(アドマイヤテラ)に続く、今年2勝目で通算365勝目。

 ◆グランプリ9勝目 宝塚記念5勝、有馬記念4勝でグランプリレース9勝は歴代最多。2位は7勝の池添(宝塚4勝、有馬3勝)。

 ◆56歳3か月1日でのG1勝利 昨年、ダノンデサイルで日本ダービーを制した横山典の56歳3か月4日に続き、3日違いで2番目のG1高齢V。なお、宝塚記念では蛯名正義の47歳3か月8日(16年マリアライト)を更新し、最年長V。同レースでは1989年イナリワンを20歳2か月28日で勝利に導いており、最年少Vの記録も持つ。なお、JRAの歴代最年少G1勝利は武豊で、88年菊花賞(スーパークリーク)の19歳7か月23日。

 ◆単勝7番人気 武豊騎手にとってG1では単勝最低人気のV。

これまで最も低い人気は4番人気で9勝。単勝1140円でのG1勝利は自身3番目の高額オッズ。最高は04年ジャパンCダート(現チャンピオンズC)のタイムパラドックスの1200円、2番目は05年高松宮記念のアドマイヤマックスの1180円。

 ◆19年ぶりV 宝塚記念は06年ディープインパクト以来の勝利。グレード制導入の84年以降、横山典(91年メジロライアン、14年ゴールドシップ)の23年ぶり、安田記念の柴田善(93年ヤマニンゼファー、14年ジャスタウェイ)の21年ぶりに続く、3番目のG1ブランク勝利。(記録はすべてJRA)

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