ジュニアの藤井直樹、岡﨑彪太郎が16日、都内で舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」(8月23~31日、東京・サンシャイン劇場)取材会に出席した。

 コロナ禍で甲子園への夢を絶たれた元高校球児が、戦時中の昭和17年にタイムスリップ。

戦争による夏の甲子園大会の中止を経験した若者たちとともに“幻の甲子園”出場を目指す青春物語を描く。

 藤井は、元高校球児で大学4年生の森下令児を演じる。高校時代はエースピッチャーという役柄だが、自身は野球未経験で「元エースという役柄なので、まずは野球練習から励みたい。日焼けが勲章になるように頑張りたい」と意気込んだ。岡﨑も「僕も日傘辞めます!」と宣言した。

 昭和17年の高校球児役の岡﨑は、すっきりとした短髪姿で登壇。「髪が長かったので切ってみて、意外と(高校球児の)雰囲気があるんじゃないかなと」と自賛。「両親からは『小中学生に戻ったみたいだね』と言われました」と周囲の反応を明かした。

 戦後80年が節目の年に上演されることから、藤井は「実際に体験した世代ではいないですけど、戦争の恐ろしさは絶対に忘れてはいけないし、そういうことを作品を通して伝えていけたら」と背筋を伸ばした。

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