JRAは6月16日、今年3月で引退した音無秀孝元調教師が、2025年度の顕彰者に選考委員会によって選定されたと発表した。

 「顕彰者の選定基準」である〈1〉中央競馬における通算勝利度数がおおむね1000勝以上、〈2〉管理馬がG1競走において延べ5勝以上、〈3〉年間最多勝利などで特に顕著な成績を記録、の3つの要件を満たし、選定された。

調教師としては2022年に選定された藤沢和雄さん以来、史上12人目となる。

 音無元調教師は1979年に騎手デビューし、1985年のオークスを21番人気のノアノハコブネで勝利した。1993年の騎手引退後、1995年に栗東で厩舎を開業。初勝利は同年の北九州記念(イナズマタカオー)だった。通算996勝。JRA重賞はG1・14勝を含む90勝。2010年にJRA賞の最多勝利調教師賞を受賞している。

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