俳優の吉沢亮が主演する映画「国宝」(李相日監督)が、6日の封切りから15日までの公開10日間で観客動員数85万人、興行収11.9億円を突破したと16日、配給の東宝が発表した。公開から日を追うごとに観客動員、興行収入ともに伸び、公開2週目は前週比143.4%を記録する異例の興行となっている。

 任侠の家に生まれた立花喜久雄(吉沢)が上方の大物歌舞伎俳優(渡辺謙)に引き取られ、女形の歌舞伎俳優として芸に生涯をささげる物語。SNSでも絶賛の声が多く、「近年にない衝撃を受けた」「吉沢亮の演技が凄い!」「3時間が瞬く間に過ぎた」「もう一度と言わず何度も映画館に観に行きたくなる」など賞賛の声が相次いでいる。

 人気は国内にとどまらず、フランス、スイス、オランダ、韓国、香港、台湾など9か国・地域での公開が決定。5月のカンヌ国際映画祭の監督週間に出品されたこともあり、国宝フィーバーが世界に広がっている。

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