大谷翔平投手(30)が663日ぶりに復帰登板を果たした16日(日本時間17日)のドジャース―パドレス戦(ロサンゼルス・ドジャースタジアム)がNHK総合で生中継され、大谷の登板した初回を伝えた時間帯(午前11時~11時54分)の世帯平均視聴率が11・7%だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は6・0%。
大谷の降板後も高数字をキープ。気象情報とニュースと挟み、12時20分~45分の時間帯では世帯平均11・9%、個人6・4%。さらに連続テレビ小説「あんぱん」やニュースを挟んで、午後1時5分から2時間までの時間帯では世帯平均9・4%、個人5・1%だった。
大谷は「1番・投手、DH」でフル出場し2度目の右肘手術を経てエンゼルス時代の23年8月23日本拠地・レッズ戦以来663日ぶりにマウンドに立つと、最速100・2マイル(約161・3キロ)をマークするなど先発した1回28球で2安打1失点で降板した。打っても同点打を放って自らの黒星を消すなど、4打数2安打2打点でチームの逆転勝ちに貢献した。
大谷の二刀流は全米でも話題を呼び、米大リーグ機構(MLB)は17日(日本時間18日)、同試合の「MLBTV」での視聴者数が史上最高を記録したと発表した。これまでの最高だった2024年の開幕戦アストロズ―ヤンキース(ヒューストン・ミニッツメイド・パーク)を28%も上回ったという。