将棋の藤井聡太棋聖=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将=に杉本和陽六段が挑戦する第96期棋聖戦五番勝負第2局が18日、兵庫・洲本市の「ホテルニューアワジ」で指され、先手の藤井が87手で勝利した。

 藤井は本局が4回目の淡路島対局。

これまで1勝2敗で、タイトル初挑戦から5年足らずで100勝した藤井からすると”鬼門”ともいえる会場で行われたが、勝利をものにした。

 戦型は四間飛車。この日は藤井が昼食休憩前から常にリードする展開となった。一局を通して「早い段階で一歩損して、代わりをどこに求めるかという判断が難しいところも多かった」といい「全体として形勢を見るのは難しかった」と回想。「結果的に詰みを主張にして指すことができたかなと思います」と続けた。

 開幕局に続けて2連勝で、6連覇に王手。次局は30日、千葉・木更津市の竜宮城スパホテル三日月で行われる。

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