◆全日本プロレス「スーパーパワーシリーズ 2025」(18日、後楽園ホール)観衆1196

 全日本プロレスは18日、後楽園ホールで「スーパーパワーシリーズ 2025」を開催した。

 世界タッグ選手権は、第100代王者組の宮原健斗、青柳優馬の「ビジネスタッグ」がドラゴンゲートのヒールユニット「Z―Brats」の菊田円、KAIと2度目の防衛戦を行った。

 青柳から試合前に「負けたら宮原健斗の髪の毛をかけます」と一方的に「髪切りマッチ」にされた宮原は、序盤に青柳と同士打ちするなどチグハグな連係で窮地に立たされた。さらに和田京平名誉レフェリーに宮原が激突しレフェリー不在の大混乱マッチとなったが最後は、青柳が椅子に座らせKAIへ宮原とともにブラックアウト、トラースキックの合体技でグロッギーに追い込むと、宮原が必殺のシャットダウン・スープレックス・ホールドでKAIを沈め2度目の防衛に成功した。

 試合後のリングに「北斗軍」の大森北斗が登場。213センチのタロースを呼び込むと「ワタシハ、チャンピオンニナリタイデス。ワタシハ、チャンピオンニナリタイデス!」と大巨人は挑戦を表明。北斗は「オマエがそう言うなら、リーダーとしてその願い叶えてやらないとな。7月17日、後楽園で俺とタロースが世界タッグに挑戦する」と一方的に宣言した。

 バックステージで宮原は「第100代、この世界タッグベルトもそろそろ年季がかなり経っているようだ」と切り出すと「次の7月、後楽園ホールの世界タッグ戦で…新しい世界タッグベルトに…100代の権限で! リニューアルしてやろうかと考えてるよ」と打ち明けた。青柳は「できるんすか!?」と驚いたが「楽しみにしとけ」と宮原は予告。青柳は「え? マジか!?」と困惑しながら控室に消えた。

 ◆6・18後楽園ホール全成績

 ▼第1試合6人タッグマッチ 20分1本勝負

○斉藤レイ、青柳亮生、野村卓矢(7分59秒、逆エビ固め)MUSASHI、デイビーボーイ・スミスJr.、小藤将太●

 ▼第2試合 ゼンニチ本隊 vs バカの時代 10人タッグマッチ 30分1本勝負

佐藤光留、○真霜拳號、宮本裕向、阿部史典、立花誠吾(11分25秒、ヒザ十字固め)諏訪魔、芦野祥太郎、田村男児、井上凌●、ザイオン

 ▼第3試合 ELPIDA vs 北斗軍 8人タッグマッチ 30分1本勝負

ライジングHAYATO、安齊勇馬、本田竜輝、○綾部蓮(11分29秒、デスルーレット→片エビ固め)大森北斗、羆嵐●、他花師、タロース

 ▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・吉岡世起(15分40秒、横十字固め)挑戦者・“ミスター斉藤”土井成樹●

 ▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負

王者組・○宮原健斗、青柳優馬(16分44秒、シャットダウンスープレックスホールド)挑戦者組・菊田円、KAI●

 ▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・斉藤ジュン(20分52秒、Dying Light→エビ固め)挑戦者・鈴木秀樹●

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