カンテレ・岡宏幸新社長が大多亮元社長を提訴せず「売り上げマイナスの因果関係は見つけにくい」
カンテレの新会長に就任した尾谷牧夫氏（左）と新社長に就任した岡宏幸氏（カメラ・古田尚） 画像（1枚）

　関西テレビ（カンテレ）は１９日、夏の社長会見を開催した。この日午前中に開催された定時株主総会で、新しく岡宏幸代表取締役社長が就任。

尾谷牧夫代表取締役会長が就任した。同局では４月４日付で大多亮社長が辞任。福井澄郎前会長兼社長は同社の顧問に就任した。

　岡社長は、大多氏の提訴について「今のところ当社の売上のマイナスに大多社長の責任の因果関係は見つけにくいと考えており、提訴をするということは考えてはいません」と説明。同局では２００９年から退職する役員に慰労金を支払う制度を廃止。大多氏についても「大多氏に対する慰労金は支給いたしません」とした。一方で、フジテレビの取締役相談役だった日枝久氏も１９９４年６月から務めていた関西テレビ取締役を退任。日枝久氏については「２００９年以前に当社の役員になった方には、そこまでの制度適用分の料金が残っておりますので、これに関してはルール通り支払いをする」と説明した。

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