TOKIOの国分太一(50)がコンプライアンス違反で無期限活動休止することを20日、副社長を務める株式会社「TOKIO」が発表した。

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 アイドル、俳優、MC、副社長…さまざまな顔を持つ国分だが、その印象は共通している。

明るく、朗らかで、人当たりが良い。それは視聴者同様に、タレントも同じ。21年4月に城島茂(54)、松岡昌宏(48)と共に始動した「株式会社TOKIO」では企画担当として副社長を務めた一方で、大みそかのカウントダウンコンサートの司会も務めるなど“仲間”の信頼も厚かった。

 22年5月に新プロジェクトの関連会社「TOKIO―BA」の社長に就任した際には、福島県内に購入した約8万平方メートルの土地に、ファンとの夢を膨らませた。「坂で滑ることも、たこを揚げることもできる」。子供のように目を輝かせた姿が印象的だった。

 不祥事でメンバーを失った絶望。事務所内独立した会社の副社長としての責務。長いキャリアでさまざまな苦悩や葛藤を重ねてきたからこそ、ファンの存在を最も大事にしていたはずだった。事実、同プロジェクトの未来は「先頭に立つのは僕らではなく、ファンの皆さんのアイデア」と言った。この日、同プロジェクトも無期限の休止、休園が決定。自ら道を踏み外し、自身のキャリア、ファンとの夢を失った。

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