◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神競馬場・芝1600メートル)=6月21日、栗東トレセン

 ダディーズビビッド(牡7歳、栗東・千田輝彦厩舎、父キズナ)は坂路を67秒0―16秒1で駆け上がり、最終調整を終えた。暑さを苦手とする馬だが、「変わらずいい状態。

夏バテもこらえている」と千田調教師は問題なしを強調した。

 前走の安田記念から中1週での臨戦過程。間隔は詰まるが「もともと最初から、安田記念を使ってここに行くつもりだった。前回勝った時も詰めて使っているからね」と狙ってきた一戦だ。

 阪神マイルは2戦2勝の得意舞台で、今回と同様に中1週のローテで臨んだ2走前の六甲Sはのちに新潟大賞典を制するシリウスコルトに先着。G1では壁にはね返されたが、ここでは十分に通用する。「負かした馬が重賞を勝っているし、何とかこの子もひとつタイトルがほしいね」とトレーナーは期待を込めた。

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