女優の鈴木唯が21日、都内で行われた主演映画「ルノワール」(早川千絵監督)公開記念舞台あいさつに共演の石田ひかり、リリー・フランキー、河合優実とともに出席した。

 カンヌ国際映画祭のカメラドール特別賞など国内外で高い評価を受けた「PLAN 75」を手がけた早川監督の最新作。

1980年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの成長を描く。フキを演じた12歳の鈴木は「こうしてたくさんの人に見てもらえるのはうれしい」と笑顔を見せた。

 自身の子供の頃、自分が大人になったと感じた瞬間を聞かれたキャスト陣。石田は「よそのおうちに行った時のにおいを、子供の頃はより鮮明に感じていた。ぞくぞくしていた」と幼少期の思い出を振り返った。リリーは「なんせロングロングアゴーの話」とし、「俺は母親だったり、付き合った人にもだいたい幼稚って言われる。小学生のころから飛び抜けて幼稚だったらしい。俺はまだ大人になってない。今でも消しゴムのカスでボールとか作っている」と明かした。

 この日はサプライズで鈴木から監督、他共演者への手紙が読まれた。鈴木は手紙の中でリリーについて「はじめて名前を聞いた時は海外の方かと思いました。会ってみたら優しい日本のおじさまでした」。

その言葉を聞き、リリーはほほ笑みを浮かべていた。

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