6月21日の函館6R・2歳新馬(ダート1000メートル=9頭立て)は、古川奈穂騎手とコンビを組んだスターオブロンドン(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎、父タワーオブロンドン)が、直線の叩き合いを制して勝利した。勝ち時計は59秒6(良)。
出脚は周りの方が速かったが、押して先団に取り付くと、直線は逃げ粘りを図るタイセイガナールとの一騎打ちに。首差だけグイッと出たところがゴールだった。古川奈穂騎手は「スタートは練習から速いと聞いていましたが、周りが速かった。返し馬からキックバックを気にせず、道中もいい雰囲気で運べました。直線では外に出してからジワジワ詰めて競馬を分かっていない中で、最後までしっかり走りました」と汗をぬぐった。矢作芳人調教師は「ハナに行かないで差したのは収穫。まだ太いし、手前を替えるのが遅いので伸びしろがある。一度、放牧に出して(函館)2歳S(7月20日、函館競馬場・芝1200メートル)に行く予定です」と、芝に挑戦する意向を示した。