俳優の渋川清彦が21日、都内で行われた主演映画「中山教頭の人生テスト」(佐向大監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

 舞台は山梨県のとある小学校。

ひょんなことから5年1組の臨時担任を務めることになった教頭の中山清彦(渋川)と児童、教師、保護者などそれぞれの思惑が交差するヒューマンドラマ映画となっている。

 撮影で苦労したシーンを聞かれた渋川は体育教師・高橋努(葉山源)とのカットを挙げた。「本当に笑いをこらえるのが大変でした。本番は耐えられたんですけど、リハーサルでは何度も笑ってしまい、大変でした」と明るい撮影現場だったという。

 作品内では、渋川が不登校の子どもに温かい言葉をかけるシーンがある。これにちなみ、今までで印象に残っている言葉を聞かれ、「母から言われた『お兄ちゃんなんだから我慢しなさい』という言葉が今も印象に残っています」と話した。「2歳下の弟としょっちゅうケンカをしていて、その度に言われました。そのおかげで弟は自由に育ってますよ」と会場の笑いを誘っていた。

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