◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 前日最終オッズが6月14日、JRAから発表された。

 単勝1番人気は昨年のオークス、秋華賞で牝馬2冠に輝いた<7>チェルヴィニア(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)だが、3・7倍と抜けた人気ではない。

同2番人気は<8>シヴァース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)で5・0倍、3番人気は<6>レーベンスティール(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)で5・9倍、4番人気は<2>キープカルム(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎、父ロードカナロア)が6・4倍で差はなく続く。さらに、単勝7・2倍の<10>デビットバローズ(セン6歳、栗東・上村洋行厩舎、父ロードカナロア)までが10倍を切る人気になっている。

 馬連で1番人気はレーベンスティールとチェルヴィニアの<6><7>で6・0倍と唯一10倍を切っているが、2~5番人気はすべて<8>シヴァース絡み。上位10通りは先述した5頭のボックスによる組み合わせが締めているが、決して単勝人気通りというわけでもない。

 3連単は1番人気で63・5倍の<7><6><8>を始め、上位人気3通りが<7>1着の組み合わせ。しかし、その<7>が圏外となった時、最も安い組み合わせの<8><2><10>でも13番人気の115・3倍。抜けた人気馬ではなく、こちらも混戦ムードを物語っている。

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