◆レスリング 明治杯全日本選抜選手権 第3日(21日・東京体育館)
世界選手権(9月・ザグレブ)代表選考会を兼ねて行われ、男子グレコローマンスタイル77キロ級で昨年のパリ五輪金メダルの日下尚(マルハン北日本)が2試合を制し、22日の決勝進出を決めた。五輪チャンピオンになって初のトーナメント大会、2年ぶりの国内大会に参加。
立場は変わっても、気持ちは変わらない。「自分は気持ちとレスリングの動きが連動してくるので、受けて立つとは思いたくない」と日下。「どんな相手にも自分の動きを貫くことが、心がけていること。どんどん成長していきたい。伸びしろばっかり」と国内大会から確実に勝ちきる。
ともにパリ五輪金の男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(カクシングループ)、女子62キロ級の元木咲良(育英大助手)も決勝進出。同五輪68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(慶大)は今回階級を下げて62キロ級に出場しており、元木との決勝での対戦が決まった。