◆明治安田J1リーグ▽第21節 柏3―3京都(21日・三協F柏)

 柏と京都の上位対決は、壮絶な打ち合いとなって3―3のドロー決着となった。その中で京都の36歳FW長沢駿が、J1の上位争いのビッグゲームで今季2点目となるゴールを奪った。

1点を追う後半開始からピッチに立つと、同8分に左サイドからのクロスにヘディングで合わせた。

 清水の下部組織出身で、192センチの高さと足元の柔らかさを兼ね備えた大型FWとしてG大阪などで活躍してきた長沢。しかし23年末にはJ2大分で契約満了を経験。この時は異例の再契約、という形で24年も大分でプレーし、チーム最多の6ゴールを挙げたが、オフには再び契約満了に。今季京都からオファーを受け、4季ぶりにJ1の舞台の舞い戻るという異例のキャリアを歩んできた。

 5月11日の名古屋戦でJ1では4年ぶりとなる今季初ゴールを季目、この日が2点目。試合は柏が常に先手を奪う展開で3ゴールを奪ったが、京都も粘り強く追いつき、試合は痛み分けとなった。

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