シャンソン歌手・クミコが25日、ベストアルバム「シャンソンティックな歌たち」をリリースした。発売を記念し、作詞家・松本隆氏、俳優の井上芳雄らがコメントを寄せた。
本アルバムは、クミコが70年の人生を振り返り、歌手人生で出会ったシャンソンやオリジナル作品の中から楽曲を選出し、珠玉の13曲を収録している。
1984年にリリースされた薬師丸ひろ子の名曲「Woman“Wの悲劇”より」を作詞した松本隆氏は、クミコが同曲をカバーすることを「クミコさんみたいに人生の裏と表を知り尽くした人に歌われても、まだ深みを感じさせてくれるんだから、歌も喜んでますよ」と絶賛した。
井上は「記念のベストアルバム。心して聴かせていただきました。どの時代のどの曲もクミコさんだから表現できる一曲になっていることに改めて感動します。僕とデュエットして下さった『車輪』も(アルバムに)入れていただいていて光栄なような、申し訳ないような。クミコさんの背中を追い続けるばかりですが、生きることと歌うことが同じだと教えてくれるその姿は、僕の希望です」と尊敬の念を語った。