25日放送のフジテレビ系夕方のニュース番組「Live News イット!」(月~金曜・午後3時45分)では、中居正広氏に端を発した一連の問題に揺れる同局の親会社・フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主総会がこの日、東京・江東区の有明アリーナで行われたことを報じた。番組冒頭でフジHDが掲げる取締役候補11人全員が可決されたことなどを伝えた。

 番組ではMCの青井実アナウンサーが「フジテレビ当事者でもありますから、野村さんには中立な立場から(話を)いただきたいと思います」とまず前置きした上で、野村修也弁護士が総会の内容についてコメントした。

 焦点となっていた取締役の選任ではフジ側の候補が可決された。この結果に野村弁護士は、「株主総会とういのはほとんどの場合、会社提案が通ると言うのが一般的な形になっています」と述べた。理由は「欠席されている株主の方が圧倒的に多数なんですね。この方々に対して招集通知を出す際に議決権行使書といって、書面であらかじめ投票するいわゆる“不在者投票”みたいなものができる」と説明。

 そして「この結果がほとんど会社提案に賛成してくるというのが一般的傾向なので、株主総会当日によってひっくり返るのはあまり、めったにない状況ではあります。ですからある程度予想された結果なのかなと思います」と分析した。

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