25日放送のフジテレビ系夕方のニュース番組「Live News イット!」(月~金曜・午後3時45分)では、中居正広氏に端を発した一連の問題に揺れるフジテレビの親会社・フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主総会がこの日、東京・江東区の有明アリーナで行われたことを報じた。
大株主で米投資ファンドのダルトン・インベストメンツの提案がすべて否決されたことについて、コメンテーターで出演の野村修也弁護士は「株主総会というのは出席している人だけでなく、欠席している人たちも多く投票しているわけですよね。
「株主には大きく分けますと、短期的に株価が上がることを求めている株主と長期にわたって会社が成長していくことを求める株主がいるんですね。ここに食い違いがあって、ダルトンのような会社は例えば不動産を売った代金をすぐ配当に回すと、一瞬、株価が上がる。その瞬間に株を売ってしまうという傾向があるわけですけど、残された株主から見ると、将来を売られてしまったという感じを受けるわけですね。こういう観点から見ると、むしろそうした株主から支援を受けようとしている取締役よりは、長期にわたって改革をしていくと見えたフジテレビの方の提案が支持されたということになると思います」と分析していた。