フジテレビの清水賢治社長が25日、同局内で取材に応じ、4~6月期のCM出稿が170社で、前年同時期の28%だったことを明かした。同日は親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主総会が約4時間半にわたって行われ、経営陣の刷新が承認された。
一連のトラブル発覚でCM出稿を取りやめる社が相次ぎ、1~3月は101社、前年比14%にまで落ち込んだ。清水社長は徐々に戻りつつあることには感謝しながらも「まだ戻り方は遅いと思っている」との認識を示した。株主総会で新たな経営体制が正式に承認されたことから「改革プランをさらに強く推進することで1日も早く信頼回復を得たい」とした。