2021年に「TOKIO課」を設置した福島県庁企画調整部は25日、TOKIOの解散を受け、今後は城島茂、松岡昌宏と新たな関係を築いていくと発表した。

 関係者によると、今月に入って新しいCMをTOKIOの3人で撮影済みだったが、20日に国分太一の無期限活動休止が発表され、事態が急変した。

担当者は解散について「大変残念」とコメントしつつ、その上で「これまで本県の復興に果たしてきた役割は大きく、城島茂氏と松岡昌宏氏には、TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたい」と希望した。「TOKIO課」については、名称を変更することになりそうだ。

 県はTOKIOが出演していた日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」のロケ地となった縁で「TOKIO課」を設置。両者が連携し、東日本大震災からの復興を応援する「福島を楽しんでもらう」プロジェクトを推進していた。

 県は2023年に旧ジャニーズ事務所の性加害問題が取りざたされた際にも「大変残念なことだと思うが、福島の魅力を伝えるTOKIOさんの活動とは別の問題」と信頼を明かしていた。この日、番組ロケを手伝ったことのある同県浪江町の今野義人さんは解散の一報を聞き「もう会えなくなるのは寂しい」と肩を落とした。

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