舞台「南の島に雪が降る」(東京・BIG TREE THEATER=8月7~11日、脚本・西田了)の稽古場取材が26日、都内で行われた。

 劇団アルファが戦後80年企画作品として上映する本作。

昭和20年、太平洋戦争の末期が舞台で、俳優・加東大輔さんの戦争体験記を元にした作品となっている。キャストには嵐圭史や小倉蒼蛙、吉良達也らが名を連ねた。

 取材に応じた嵐は「戦後80年ということで、私たちにとって大切な年だと思っています。そんなタイミングでこの舞台をやれることの意味を大切にしたいです。(舞台に)参加している大勢の皆さんが情熱を持っていると思うので、何とか成功させたいなと思います」と本作への思いを語った。

 主人公で加東さんの軍曹時代を演じる吉良は「ご存命の時の加藤さんを知っている人もいるので、中途半端なことはできないですし、覚悟をもって臨みたいと思います。この作品は戦闘以外のシーンやクスッと笑えるシーンもあるので、自分たちが前を向いてエネルギッシュな表現したいと思います」と背筋を伸ばした。

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