先日、中学時代の恩師が天国へと旅立ちました。西尾弘幸先生(享年67)。
それから先生は野球にどっぷりとのめり込み、各地の強豪校に足を運んで勉強を重ね、その後に赴任した江戸川区の小松川三中や上一色中では何度も都大会で優勝。2022年には悲願の日本一に輝くなど全国に名がとどろく名将となりました。
有志で開かれたお別れ会には600人以上が参列し、仙台育英高の須江航監督や、教え子のプロ野球選手などからたくさんの供花も送られ、先生の野球界での功績をうかがい知ることが出来ました。
「今の俺が、当時の秋元に教えたかったなあ」と、10年ほど前に2人で飲んだ時に、シミジミと言われたことを覚えています。確かにその指導があったら、万年補欠だったその後の高校野球部時代は違う景色が広がっていたかもしれません。
「でも先生、補欠で応援ばっかりだったから喉が鍛えられて、今があるんですよ」
「それもそうだな! ガハハハハ!」。先生の豪快な笑い声が天国から聞こえてきそうです。