俳優の生田斗真が27日、都内で主演舞台を映画化した「ゲキ×シネ『バサラオ』」初日舞台あいさつに共演の中村倫也、古田新太と出席した。

 2024年に上演された劇団☆新感線の公演「いのうえ歌舞伎『バサラオ』」を映像化。

南北朝時代(14世紀半ば)をほうふつとさせる混乱の時代が舞台で、自身の美ぼうを武器に天下取りを目指す男・ヒュウガ(生田)を中心に描く。

 生田は、“美の権化”の役柄を演じ「とにかくお化粧ですね。赤、黒、茶色でぼかしてリップも塗っていました」とこだわりを告白。「爪も赤くしていて、落とすのが大変なので全97公演中、3~4か月間ずっと赤色のままにしていた。ネイルを取ったら爪がぼろぼろだった」と苦労を語り、会場を驚かせた。

 中村は、生田とバディを組んで天下取りをもくろむ謎の男・カイリ役を演じた。「僕あんまり達成感とかでうるっと来ることないけど、博多公演の初日前にうるっとした。『この人(=生田)頑張ったなあ』と。毎公演ベスト以上のものを出していた」と、生田座長の奮闘ぶりに胸打たれていたことを明かした。

 古田は、生田と中村との共演に「昔から知っているふたりだったから」と全幅の信頼を寄せていたことを話し、「生の舞台のよさとはまた違った、ゲキシネならではのよさもあるので楽しんで」と呼びかけた。

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