俳優の綾野剛が27日、都内でおこなわれた主演映画「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」(三池崇史監督)初日舞台あいさつに女優の柴咲コウ、元「KAT―TUN」で俳優の亀梨和也とともに登壇した。

 同作は福田ますみ氏のルポルタージュを映画化。

2003年に起きた日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件で、担当教諭が「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ裁判へ発展していく実話をモチーフにしたストーリー。綾野は「クローズZERO2」以来、16年ぶりに三池監督とタッグを組んだ。

 綾野は「映画も出会いの一つ。映画って出ている人物たち、それぞれ生きている1秒が違う。129分の中にいろんな1秒を体感できるこれこそが映画の醍醐(だいご)味。まず出会って触れてみてもらったら幸いです」と呼びかけた。

 同作では氷室律子を演じる柴咲の演技の迫力にも評判が集まっている。三池監督は「あなた(柴咲)を見るにはスクリーンがでかすぎるよ。こわすぎる」と言い、柴咲は「そうですかね? 律子の目とたいじしてください」と笑った。

 亀梨は「見る前の自分には戻れない。生きると言うことに関して気づきをもらえる映画」と映画をアピールした。

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