俳優の鈴木亮平(42)が27日、沖縄・那覇空港ふくぎホールで行われた主演映画「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」(松木彩監督、8月1日公開)のキックオフイベントに江口洋介(57)、菜々緒(36)らと出席した。
鈴木演じる医師の喜多見らが手術室を搭載した車両で事故や災害の現場に駆けつける人気シリーズの劇場版第2弾。
火山が噴火した島が舞台。医療ドラマでありながら、ヒーロー物のような爽快感が魅力。鈴木が「どんな人でも、ほかの人を助ける勇気を持てる人はヒーロー」と語り、南海MERのチーフドクター候補を演じる江口は「未来を担う子供たちに見せたい映画」。劇中で釣りをする場面があるが、実際に沖縄でカマスを釣り上げたという。
夏休み映画でアニメ映画「鬼滅の刃 無限城編第一章」(外崎春雄監督、7月18日)が強力なライバルと目されているが、鈴木は「全く別物です。こちらは人を助ける物語ですから」と強調。ご当地・沖縄の温かい声援を追い風に、2023年公開の前作(興収44億円)を超える大ヒットを目指す。(有野 博幸)
〇…江口はフジテレビ系ドラマ「救命病棟24時」、同「白い巨塔」でも医師役を演じている。今作では「人命を守るその前に、平和が一番」と語る人情派の医師・牧志秀実役で「いろいろと医療ドラマをやってきたけど、今回は違う。描かれているのはチーム(南海MER)の成長物語」と仲間との絆を強調した。
◆「TOKYO MER」シリーズ 21年7月期にTBS系連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、23年4月16日に同スペシャルドラマ「TOKYO MER~隅田川ミッション~」が放送された。同4月28日に映画「TOKYO MER~走る緊急救命室~」が公開された。