◆明治安田J1リーグ▽第22節 FC東京2―1横浜FC(28日・味スタ)
FC東京は0―1の後半40分、右クロスをFW長倉幹樹が頭で合わせて同点。後半アディショナルタイム(AT)に長倉が倒されてPKを獲得すると、同AT13分にDF森重真人が右足でゴール上に決め2―1で逆転勝ちし、2連勝した。
加入後、天皇杯を含め3ゴールと活躍する長倉は同点弾について「(橋本)拳人君からいいボールが来たので枠に飛ばせば入ると。決めて良かった」と振り返った。PK獲得も、キッカーは森重となったが「蹴る本人にはすごく責任があるので、その中で決めきったのはやっぱりすごいなと思った」と素直に喜んだ。チームにすぐにフィットできた理由についても「周りの選手と合うというのが要因だと思う」とし、FW仲川の名前を挙げ「お互いがお互いを見ながらプレーできている」と相性の良さに手応えを示した。サポーターからも大声援を受け「最後の最後で逆転ができたので、勝ちにつながるプレーできて良かった。雰囲気もすごかった」とうれしそうだった。
決勝PKを中央上に豪快に蹴り込んだ38歳の森重は「監督は(キッカーは長倉)モトキって言ってたようですけど、モリゲって聞こえたので、俺かなって」とおどけた。松橋監督は「(森重が)ボールを離さなかった」と説明したが、背番号3は「自分が蹴ると腹をくくった。チームが苦しい状況で、チームに貢献したいなと思っていた。後ろにサポーターもいましたし、そこ目がけて蹴れば入るかなと思っていた。いろんな人の気持ちが乗ったゴールかなと思います」と502試合出場となったセンターバックは胸を張った。自身の出場数についても「これからもっともっと積み重ねていかないといけない。