◆クラブW杯 ▽ラウンド16 チェルシー4―1ベンフィカ(28日、バンク・オブ・アメリカ・スタジアム)
チェルシー(イングランド)はベンフィカ(ポルトガル)を延長戦の末4―1で勝利し、8強進出を決めた。準々決勝はパルメイラス(ブラジル)と7月4日(日本時間5日)に対戦する。
主導権を握ったのはチェルシー。後半19分にDFリース・ジェームズが右サイドから鮮やかな直接FKを沈めて、先制した。そのまま試合が進む中、後半41分に雷が接近しているとして、試合は中断。選手と観客は屋内に入り、そこから約2時間試合が中断した。
試合が再開し、そのまま逃げ切ろうとするが、後半アディショナルタイムにエリア内でのハンドによりベンフィカにPKを献上。FWアンヘル・ディ・マリアに決められて、延長戦に突入した。
長時間の中断、試合終了間際での同点劇にもチェルシーは屈しなかった。延長前半2分にFWジャンルカ・プレスティアーニが2回目の警告をもらったことで退場。10人になった相手に、延長の後半で3発を固めた。延長後半3分にはFWクリストファー・ヌクンクがゴール前のこぼれ球から2点目を決めると、同9分にFWペドロ・ネトが相手GKとの1対1を冷静に決めて2点リード。同12分には前掛かりになっていた相手の守備陣を抜けだし、MFキアナン・デューズバリーホールが4点目を沈めた。