J3の高知は29日、今季から指揮を執る元日本代表DFの秋田豊監督について、本日付で休養すると発表した。

 クラブは休養理由について、選手・スタッフから監督の指導に関するパワーハラスメントの申し立てがあったと説明。

「ただちにクラブでヒアリングを実施しましたが、両者の意見が相違する部分もあるため、クラブとして第三者の弁護士で構成する特別調査委員会を設置し、調査を行うことといたしました。そのため、調査の結論が出るまでは、監督の練習、試合への参加を見合わせることとなりました」とした。

 チームは神野卓哉ヘッドコーチが指揮を執る方針。秋田氏は現役引退後、京都や町田、盛岡などを指揮。今季から高知を率いていた。チームは17試合を終え、20チーム中13位。

 【クラブが発表した秋田氏コメント全文】

 まず初めに、私の指導に際し、事実、精神的に傷ついた人たちがいることに関して、申し訳ないことをしたと思っており、深くお詫び申し上げます。

 私自身はこれまで指導に際し、ハラスメントを意図して行ってきたことはありませんが、結果として、こうした申し立てに至ったことを深く反省し、今後の指導については、精神的に傷つけたり、不快な思いをさせることがないよう、十分に心がけていきたいと思っています。

 しかし、ヒアリングの中でクラブ側から聞いた申し立て内容は、事実とは異なると感じるものが複数ありました。

 このことについては、特別調査委員会の調査の中でも、しっかりとお伝えしていきたいと思っております。

 調査の結果が出るまでは練習並びに試合に参加することはいたしません。

 せっかくチームも上り調子になってきたところで、このようなことになって本当に申し訳ありません。

 スポンサーの皆様やサポーターの皆様、選手並びにスタッフに対して、あらためてお詫び申し上げます。

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